修理について~「MOTTAINAI」の心から~
修理して使えるものは、長く使っていただきたいので、簡単な修理を承っています。
古来陶器は、その部分を人に例えて、「首」「肩」「胴」「耳」「口」「手」「腰」などと言い、陶器の表面を「肌」といいます。地肌を皮膚と考えれば、形のほうは「体格」、上薬は「着物」またはその模様を「柄行」と思えば、人間そのものが出来上がります。
恋の相手を選ぶ気持ちで陶器を見ると、人それぞれ好みが違うのは当然です。 また、相手の気持ち・考え方・性質までとなると、ますます理解しがたいものですが、一つ一つ作者の手によって作られた陶器には、必ずその意図や性格・人柄が秘められています。
陶器は天然の粘土と火のエネルギーでできています。
「限りある資源を大切に使いたい」と原材料に産出の少ない京都は、これを信条にして来ました。必要でないものは大量に作らない・注文生産が主になっています。また、修理をして長く使うという事を心がけてきましたので、その為の方法も色々とあり、「ものを大事にする」という心が京都の原点になっています。
弊社では、お買い求めいただいたものはなるべく長く使って頂きたいという思いから、急須の蓋の追加制作や簡単な修理など承っております。弊社製造の陶器に関しましては、なんなりとご相談下さい。
このサービスにつきましては、弊社独自のものですので、他社製品につきましては、お答えいたしかねます。予めご了承ください。
修理に関しましては無料でさせて頂いておりますが、一部料金のかかる場合もございますので、メール又はお電話にてご連絡下さい。
陶器を人間に例えると、窯から出た時は「幼少期」であり、つまり後半はこれを使用する人が育てるのです。
共に生まれても、一つは良家の子となり、愛撫され養育されて立派な名品となり、他は心無き人にわたり、乱暴に扱われて瞬時に破壊し一生を終る事になります。「氏より育ち」という言葉があります、ご自分で選ばれた陶器はどうぞ可愛がって育てて下さい。(辻 晋六の言葉より抜粋)
■少々の口欠けなどは修理可能ですが、破損したものは危険でまた破損する恐れがありますので新しいものをお買い求め下さい■
●口の欠けを修理しました●
●取っ手の修理をしました●
■蓋の交換は在庫があれば即日可能です。急須本体をお送りいただければ、合うものをお探しします。全て手作業にて制作しておりますので、急須などは蓋のサイズがそれぞれ違います。急須の本体を必ずお送り下さい。在庫のない場合は、ご連絡いたします。
*修理・蓋交換は基本的に無料ですが、一部有料の場合もございます。送料(往復)はお客様にてご負担となっております。当店で制作している陶器のみの修理になります。他店でお買いになったものは「金継ぎ」などで検索の上修理をお願致します。弊社へのお送りは元払いで、返信はヤマト運輸の着払いでお送り致します。弊社宛、直接お送り下さい。弊社独自で行っているサービスですので、販売店様にお預けになると、時間がかかる場合がございます。