ペリカン急須®について
■ペリカン急須®の誕生■
ちゃ~んとお茶が出てこないと急須じゃない!
大きな口をした『ペリカン急須®』【商標登録済み】
急須でお茶を入れると、口のところでお茶の葉がべちゃ~ってくっついちゃって、目詰まりして、全然お茶が出てこずに何度も急須を振ってお茶を出すとか。なんていう経験をされた事・・・ありませんか?
このペリカン急須は、「焙じ番茶用が詰まって出にくくなるのを、何とかスムーズに出せるように!」との注文で、50年前にうちのおじいちゃんが考えた急須です。番茶と言うのは葉が大きい!お茶の出てくる穴が少ないと詰まるのは当たり前・・・そこで、穴を沢山開けるには、口を大きくする。こうして誕生しました。
普通の急須は「つばくろ(つばめ)口」と言いいます。それに対して、大きな口はまるで「ペリカンみたいやな~」と言うのでついた名前。50年前は、不恰好で変な急須だとあんまり売れなかったんです。実は・・・
■ところが転機!■




1999年 東京の小売店「羊や」さん(現在はお店はありません)で、世界文化社の企画の方の目にとまり、「家庭画報通販」に掲載して頂いたのをきっかけに、少し売れるようになりました♪ 少し売れると、似たのがぎょ~さん出て 慌てて、特許庁に「意匠登録申請」したんですが、これ又、もう通販の雑誌に載ってしまっていたので、ボツ。(>_<)
「公知」と言って、誰もが知っている形だと判断されるのです。同じく「商標登録」の申請も出していたのですが、こちらは何とか、弁理士さんのおかげで、苦労が実り商標はうちの物になりました。ヽ(^o^)丿
急須の穴は一つ一つ傘の骨を加工した道具で200近く空けています。胴を作り、蓋、取っ手、口・・・4つのパーツから成り立っています。全てろくろを引いて手作業で作っています。
ペットボトルのお茶も確かに便利で美味しい。けれど急須で入れたお茶を飲みませんか?
落としてしまえば、一瞬で壊れてしまうものだから安いのでいい、というご意見もおありでしょうが。。。 安価なものは粗雑に扱います。ある程度の価格のものは大事に扱います。
茶葉がつまり、イライラしてお茶を入れてはいませんか? でも・・・ちょっと高いしなぁ~って思うかもしれませんが、修理もしますので、長く使えると思います。
ばらばらに壊れてしまったものや明らかに破損したものは、仕方なくごみ箱行きなんですが、もったいないので修理無料です!もちろん蓋の交換も無料です。ただ、往復の送料はお客様でご負担下さいm(_*_)m
究極の無精かもしれませんが、この急須を気にいって、ずっと使って頂いたお客様から教えてもらった方法です。こうすると、茶葉が戻り、急須を振らなくても茶葉が胴体へ戻るんです。
大きな口には、蓋を置くこともできます。急須は本来、温かいお茶を飲むための道具です。土物は熱伝導率が悪いので、お湯を入れて急須自体を温めて置くと、お茶が冷めにくいです。入れたお湯を急須から捨てると、蓋には水蒸気(水分)がついています。テーブルにそのまま置くと、テーブルが濡れますよね。そこで・・・この大きな口に蓋を置くんです♪